2016年8月4日

<全身の関節可動域チェックテクニックセミナー『NOW&THEN』シーズン2募集します>その2



<つづき>
僕はこの業界に入ってプロになる前から全身の関節を調整するように教えられ愚直に実践してきました。
 
最初は本当に訳がわからなかった。
当たり前だ。
筋肉をほぐすことくらいしかできない整体師1年生に全身の関節を調整することなんて出来やしなかった。
 
でもマニュアルっぽいテクニックだったおかげでその通りにやっていてそこそこ結果が出ていた。   
 
で、結果が出ていたからそれで良しとしてそれ以上のことは求めずひたすらそのテクニックをやり通した。
毎日毎日同じ順番、同じ方向にひたすら「関節を取り」続けた。5〜6年くらいずっとずっと。
今思えばとても未熟だ。
 
でも次のステージが来る頃にはその考えからも卒業しいつの間にかいろんなことができるようになってきた。
そうすると我々の仕事ってものは取捨選択の域に入ってくる。
 
新しいものを学ぶとそれを使いたくなるし、また新しいものを取り入れたらそれをやり通さなければ身につかない。
さらには自身のオリジナルの整体ができるようになってきてからはいつのまにかそのような全身の関節を積極的に調整していくテクニックは淘汰され鳴りを潜めてきた。
 
それが良かったのか悪かったのかは最近まではわからなかった。
ただ自信を持って言えるのはそれをやり通したおかげでそのテクニックが完全に体に染み込んでいるのだ。
 
自転車の運転やスノーボードに似ているかも。
1回乗れてしまえばいつだってまた乗れる。
我々の手技とはそんな感覚に近いものがあるのかもしれない。
 
最近その忘れ去られた全身調整テクニックを自分で使ってみたりセミナーでもちょっとだけ教えたりするとこれが僕の基本なのがよくわかるし自分の整体のルーツなんだなと思えるようになってきた。
そしてそのテクニックが以前とは違う輝きを持って僕の施術の中でも光りだしたのだ。
自分の中で1周回って再び時代がキタのかもしれない。
 
このテクニックがあってこそそれ以降取り入れたテクニックや考え方も自分なりに理解できたのだろうと思う。
他の仕事をしている方も思い当たることがあるのではないでしょうか。
その頃はそうは思っていなかったけど過去を振り返って思うと「あれが自分のルーツだったんだ!」という考え方やテクニックが。
 
そして「今」こそ「あの時」の全身調整のあのテクニックをシェアするべきなのではないかと考えた。
 
過去を省みることで自分の中の進化を生み新しい気づきを与えることにもなるだろう。
 
温故知新。
 
そして…
キーワードは『Back to Basic』
※このセミナーの募集詳細は今週発表致します。
日程:9/14、10/12、 11/16まで決まっております。
時間:13:00〜16:00
場所:自由が丘
その後も3ヶ月に2回もしくは月1くらいのペースで続けてまいります。
約1年を予定しております。

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